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商品詳細

寺垣研究所の寺垣氏がセイコーエプソンとの共同開発で開発したレコードプレイヤー。Σ5000の廉価タイプとして発表され、47台が販売されている。
完全な変換器に限りなく近いプレイヤーを作り上げる事を目標に、支点の明確化という観点で開発を進め、「表面粗さ計」ともいえる極めて正確なプレイヤーを実現。

軸受構造は、1.5゜傾いた主軸が2枚の円板に寄り掛かるような構造となっており、軸受のクリアランスが常に0となるように作動。これにより、油膜の厚さによるガタすら防止。
主軸はSKS鋼に硬質クロームメッキを施し、高精度研磨してあり、円板の接触幅は1mm以下で接触面積を極力減らしている。
主軸の下部は超硬ボールによる点構造となっており、摩擦が最小で、かつターンテーブルの波動が変調されることなく伝達されるよう設計。

ターンテーブルは黄銅の押出し材を十分なアニール処理を行った後、高精度旋盤により仕上げてあり、音質を考慮してメッキやコーティングなどの処理が行われていない。上面は傾き1.5゜のスリ鉢形状となっており、針先のトレースする位置で主軸の傾きを完全にキャンセルするよう配慮。

トーンアームにはスタティックバランス方式を採用しており、ヘッドの重量は300g以上あり、カートリッジの基準位置を安定させている。この構造を一般的なスタティックバランス方式で用いると2kg以上のバランスウェイトが必要となり水平方向の慣性が大きくなりすぎてスムーズな動作ができないが、 Σ2000ではテコを2つ利用し、レバー比の差により、軽いウェイトで釣合うよう工夫されている。
アームの各支点には常に一方向に接触圧力がかかる構造となっており、スムーズな動作を実現。
アームビームの中には高張力鋼の棒を組込み、強い圧縮応力をかけることで剛性を高めている。

ターンテーブルの駆動には、新開発のコアレスブラシレスモーターを用いた独自の方式を採用。
アイドラは、モーターが回転することにより、ターンテーブルに食い込みながら回転し、自動的に最も安定した場所で回転し高い効率でトルクを伝達。

元箱、取説有り
別売りの重量級スタビライザー、アームリフト付き
※写真のカートリッジは付属しません。

外形寸法      幅500×高さ240×奥行430mm
重量     25kg